レイ-プロット抗菌長尺フロアは、病・医院などで対策が急がれているMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ状球菌)等の有害な菌をはじめ、多様な菌・カビの増殖を、すぐれた抗菌性能によって阻止するとともに、放射線散乱線を吸収・減弱させる両用の性能を具備し、清潔さを要求されるX線室床材として満足していただける条件を揃えております。
特徴
●高品質の塩化ビニル樹脂と重金属の特殊配合により、床からの放射線散乱を吸収・減弱し、特に性腺障害を防ぎます。
●すぐれた抗菌性能を有する抗菌剤を練り込み一体化した特殊表層は、歩行や繰り返しの清掃にも影響されず、長時間にわたり高い抗菌効果を発揮します。
●抗菌剤入り専用溶接棒がホコリや、菌、カビが最も繁殖しやすい目地を、なくします。
●抗菌床材は、つねに清潔に保たれてこそ効果を発揮しますので、清掃後専用の抗菌ワックスを塗布して下さい。
用途
床用放射線散乱防護材
性能
散乱比 0.20
規格寸法
2.0mm×91cm×15m(3.8kg / ㎡)
下地
一般の長尺シートと同様、変わりありません。
接着剤
エポグレーST〔JIS/F★★★★〕
標準塗布量……400g / ㎡
施工方法
1. 下地は平滑、堅牢に仕上げ、十分に乾燥させ清浄にしておいてください。
2. エポグレーSTをくし目間隔5mm以下のクシゴテで所要量を塗布します。
3. ローラーで十分に全面圧着を行います。壁ぎわ、柱まわりは片足ハンドローラーを用いて圧着してください。
4. 目地施工は落し込みを用いて、目地をピッタリ突き合わせ敷込みを行います。その後、Vカットの溝を掘るか、自動目地切り機を用いて2/3の深さまでUカットするかしてください。
5. 接着剤が十分乾燥してから、継目を抗菌専用溶接棒(太さ3.5mm)で熱風溶接します。
6. 溶接直後、まだ目地に入った溶接棒が熱いうちに凸部を削り取り、床面とツライチにします。また、その部分は白化するので、溶接作業の最後の過程として、再度、熱風を当ててツヤの不同を直します。
※ 施工後は清掃の上、専用の抗菌ワックスを塗ってください。日常の手入れは、固く絞ったモップ拭きをおすすめします。ある種のゴム製キャスター等によって汚染される場合がありますのでご注意ください。